サロコン情報室

サロコンは2019年10月を最後に終了いたしました。このブログで過去のサロコン公式録音からyoutube動画を作成した「サロコン選」を公開中です。

2017.11.18 No.240 TJ-Duoのレポート

被災者のために私達が出来ることを続けましょう!
被災地の人たちを忘れてはいけないよ」「節電しようね」と家族に言うのでもいいんです!
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11月18日 19時開場 19時半開演
12本の弦が変幻自在に絡み合い、
色鮮やかな世界を紡ぎ出します!

出 演:TJ-Duo
   福原 大毅 Guitar  谷口 順哉 Guitar

数多くのユニットで活躍しガットからソリッドまで弾きこなす谷口、
多数のエフェクトを駆使して唯一無二のサウンドを響かせる福原。
ジャズの枠にとどまらない 2人のギタリストが、自由度の高いデュオフォーマットでサロコン初登場です!

福原 大毅
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谷口 順哉
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このデュオを初めて知ったのは昨年、FB記事で。
福原さん
「6月頃だったと思います。アナログセッションの時に「Duoやりたいですね。」という話をして、その場でライブをブッキングした記憶があります。」

谷口さん
「日曜日のanalog.セッションでやろうと決めて、その場でブッキングしたんですね。で、TJ-Duoとしてのは初ライブは、2016/9/21(水)@analog.でした。平日の夜やったんですね。今回のサロコンが6回目のライブでした。」

二人それぞれの演奏は既に知っていましたし、谷口さんについては、風味まで知ってるほどのお付き合いですから。凄いデュオが出来上がってるのは想像に難くない!ということで出演依頼しました。結果は大当たり!
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1st.set
1. I'll close my eyes 谷口さん選曲
  谷口テーマ・ソロ~福原ソロ~谷口ソロ・テーマ
  いつの間にか、という始まり。「あ、あの曲だ」
  優しくてきれいなのを期待させる。スタンダードか!
  この曲こういう入り方もいいな。
  谷口さんの変化に福原さんの受けが素早い。
  いやいやここは乗らずにという受けも。
  二人の音色の違いが鮮明。
  選曲理由:谷口さん
  「スタンダード。とても好きな曲です。
  シンプルで遊びやすく、このデュオでやるのが楽しくて
  いつもやってしまいますw」
  谷口:スタンダードからでした。ギター二人ですが自由に遊ぶ感じで。

  福原:ギター二人って自由度が凄く高いんです。谷口さんに反応し
    会話になったり、崩壊したり。

  谷口:(笑)生モノですから。イタムことも。
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  谷口:2曲目はジャズというよりPopsかな。
  福原:ジェフ・バックレーのカバーが有名。
  谷口:ハレルヤというタイトルですが、曲のイメージや歌詞は
    「明るくない」です


2. Hallelujah 福原さん選曲
  福原~谷口~福原
  なんか歌入りの元曲よりも曲の中身を沢山伝えてくるような。
  US的切なさですね。ボブ・ディランもカヴァーしてます。
  選曲理由:福原
  「曲自体はキリスト教系の文脈で度々耳にすることがあり、
  題名も相まってゴスペル系のスタンダードなのかと思っていました。
  Jeff Buckleyのテレキャス弾き語りバージョンを聴いた時に、
  もっと内省的で繊細な人間らしい歌だという印象を受けました。
  最近自分の中でテレキャス熱が高まっていたこともあり、
  ギターのみのこの編成でやってみたいと思い選曲しました。」
  福原:ハレルヤという語感から受ける明るさではないような。

  谷口:ハレルヤという言葉知ってる方は?あれ?意外に少ない。
  福原:この歌詞見るとキリスト教っぽくない・・・
  谷口:人間っぽい。
ジェフ・ベッカリーの動画です。

そしてこの曲を作ったレナード・コーエンの演奏は⇒https://www.youtube.com/watch?v=ttEMYvpoR-k
更にボブ・ディランも⇒https://www.youtube.com/watch?v=cuLmf7DMPPo
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  谷口:次はサイモンとガーファンクルの有名な曲を。

3. Scarborough Fair 谷口さん選曲
  福原~谷口
  元曲の底の方に流れる、土俗だったり、若さの悩みだったりとかが
  より強調されて出てるみたいです。谷口さん好みか?
  もとはイングランドの古謡。
  選曲理由:谷口  
  「言わずと知れた名曲ですね。素朴なメロディですが、
  何か心に残るものがあります。
  最近やってみようと思って取り上げたのですが、6/8のリズムが好きで、
  その感じでシンプルなアレンジでやってみたら結構良い感じになりました。」

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  谷口:「次は1曲日本の曲を」
  福原:「たまっていうバンドご存知ですか?ジャズやロックや若い人たちって
    知らないんですよ。たまのこと。知ってる方・・・やっぱりいないですねえ」

  谷口:「曲聞いたら分かるかな」
  福原:「原形、ほぼとどめてないですけど(笑)」
  谷口:歌詞も不思議。でも今日は歌なし音だけ、ジャズで!

4. 電車かもしれない 福原さん選曲
  福原~ソロ交換2回~4bars~福原
  原曲、かなり奇々怪々。でもこれ歌詞によっているところ凄くあるはず。
  物凄くフワフワした感触の音がポカリポカッと浮いてると思ったら
  曲が始まってました。福原さんのテーマはちょっと4ビート。
  元曲も若干、昭和の怪しい曲馬団的色合いですが、4ビートにすると
  19世紀末欧州界隈な感が乗ってきます。あ、これジプシースイングだ。
  エンディングもフワフワと奇怪なフキダシが流れ出して来ます。
  この演奏あちこちで受けると思う!!
  選曲理由:福原
  「元々たまの知久さんはコンポーザーやボーカリストとしてだけでなく、
  ギタリストとしてもすごく好きでした。
  この曲に別の人がアニメーションをつけた有名な動画があるのですが、
  それを初めて観た時に歌詞も含めた独特の世界観に衝撃を受けて、
  ジャズにアレンジしてみました。
  原曲とは全く違ったコード進行になっていますが、
  歌詞のないインストのジャズというフォーマットの中で
  同じような浮遊感や独特の世界観を表現しようとしたらこうなりました。」

たまは「さよなら人類」で知ってる人多いかも。では、たまの動画を

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  谷口:次が前半の最後の曲。TOTOというロックバンドの曲です。

5. Georgy Porgy 谷口さん選曲
  二人のやりとり~谷口~福原~谷口
  谷口風味一杯のアレンジ。音色も谷口さんのオリジナル曲みたい。
  切なさ満載。〆は元曲よりも他所見せず。
  (元曲はどうもあれこれ入れ過ぎとワタクシ感じております)
  選曲理由:谷口さん  
  「TOTOの名曲ですが、
  ギタリストの天野清継さんがアコギでカバーされていて、
  それがカッコ良く、アコースティックでもいけるなぁと思って、
  以前から別のユニットでも演奏していました。
  このDuoでもやってみたらきっと合うだろうと思って、
  割と結成当初からやっているような気がします。」

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2nd.set
1. Question and Answer 谷口さん選曲
  谷口~ソロ交換~福原テーマ~谷口
  3拍子ですが途中4/4になったり戻ったり。元曲の面影が濃い演奏です。
  元曲自体、谷口さん好みの切なさのあるメロディですし。
  選曲理由:谷口さん  
  「大好きなギタリスト、パットメセニーの名曲。
  どこかちょっと哀愁?を感じるようなメロディラインが印象的です。
  参考音源⇒https://www.youtube.com/watch?v=Y1R6QTmYPwM
  スタジオテイクでは比較的おとなしめですが、
  ライブではかなりの盛り上がりを見せています。
  参考音源⇒https://www.youtube.com/watch?v=-dqHW91AUpQ
  谷口:ギタリストのメセニーの有名曲です。ジャズシーンでは珍しく
    商業的に成功した人。

  福原:皆さん、ジャズギタリストって知ってます?
    ジャズ好きな人でもギターのジャズはちょっと異端扱いです。
    ギター入るとジャズじゃないって言われたり。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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  福原:次の曲は友人に女性ピアニスト木村ゆうの「ナの花」という曲です。
    これをソウル風にアレンジしました。
 

2. ナの花 福原さん選曲
  ほぼ福原さんメイン
  残念ながらいくら探してもこの曲の参考音源が見つかりませんでした。
  なんとも穏やかな曲。暖かい陽射しの菜の花畑にミツバチやらモンシロ蝶なんぞが
  飛び交いときどきそよ風。畑の向こうに雑木林。な、風景の曲。
  選曲理由:福原さん  
  「札幌に住んでいた時に出会い今でも定期的に一緒に演奏する、
  素晴らしい感性を持つピアニスト、木村ゆうのオリジナル曲です。
  オリジナルバージョンはペンタトニックのメロディが
  どこか懐かしさを感じさせる
  唱歌風のアレンジでしたが、そのメロディをブラックミュージックの方向で
  生かせないかと思いネオソウル風にアレンジしてみました。
  シンプルかつキャッチ―な強いメロディラインを持つ曲は、
  どんなアレンジでもどんな編成でも
  その良さを違った形で生かすことができます。」

  谷口:次ジャズの曲で。もともとあまりジャズっぽい曲じゃないですが。
  福原:何をもってジャズというかは難しい。僕の中ではアドリブやれば
    ジャズだと。

  谷口:即興。リズムが4ビートとかあまり関係ない。
  福原:ないですね。最近のジャズは4ビート少ないし。
    まあ、「ジャズだ」と言ったもん勝ちかと。

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3. Like Someone In Love 福原さん選曲
  4ビートリズムで福原さんのテーマで入り、ソロ回し、福原さんでエンド。
  はなから元メロをかなり崩してて、それとわかる元メロをちりばめてます。
  こういうの好き!リズムもテンポもいろいろ変化をやりとり!
  選曲理由:福原さん
  「ジャズスタンダードでコード進行も歌詞も明るいのに、
  なぜかどことなく気だるげな印象を受けるのはChet Bakerの影響でしょうか。
  個人的にはBjorkがグランドハープとのデュオでカバーしたバージョンの
  印象が強く、自分の中ではジャズとはカテゴライズされていない曲です。
  セッション等ではいわゆる「ゴキゲン」な感じで演奏されることも多いのですが、
  ギターデュオという自由度が高い編成だと、アドリブの会話の中でどんな方向にも
  持っていくことができる不思議な曲です。
  参考音源⇒Chet Baker: https://www.youtube.com/watch?v=BHsMXQRiapA

  参考音源⇒Bjork: https://www.youtube.com/watch?v=lGWBx51eda8
  谷口:あと2曲で終わり、60%済みですが皆さん時間大丈夫?
    前半もやってるうちは短い感じでしたが終わってみたら1時間経ってたし。

  福原:やってるとどういう展開にあるか予想できないんで、こう来たから
    こうしようとかやってる内に気付いたら凄い長い時間経ってます。


4. Lawns 福原さん選曲
  福原~谷口~福原
  フワフワ~っと。非常にゆったり。元曲の趣きを残して。
  アドソロフレーズは彼らの、ギター特性生かしたフレーズで。
  リズムの変化が多くて面白い。
  谷口ソロは私のとって耳に馴染んだ谷口風味。
  選曲理由:福原さん
  「これもシンプルで美しいメロディとそれを引き立てるボイシングが素晴らしく、
  様々な人がカバーしているCarla Bleyの名曲です。
  大人数のバンド編成ではできないほど抑制を効かせたところから、
  ソロで最大限まで盛り上げる、というデュオならではの
  幅広いダイナミクスを最大限に発揮できる曲だと思います。」

  谷口:また長かったですね。芝生で寝転んでたら起こされたと。
  福原:弾いてると気持ちよくなって、もう1コーラスやっちゃうんですが
    ゆっくりの曲なので1コーラスが長いんです。

これが元曲動画

  谷口:いよいよ最後の曲は若干賑やかに。

5. 500 Miles High 谷口さん選曲
  谷口さんテーマ~アドリブソロはほぼ掛合い~谷口さんテーマ
  凄いです。彼ら自身が作り出したアドソロです。
  決めの形が元曲よりも意味を持って聴こえるなぁ。
  選曲理由:谷口さん
  「チックコリアの曲ですが、元は歌も入っていたりします。
  私のお気に入りは、
  ビレリラグリーンがギターデュオでカバーしているライブ映像。
  参考音源⇒https://www.youtube.com/watch?v=v6auijGTo-o


アンコール
  All The Things You Are 二人で推薦 
  福原「ちゃんと用意しております」
  谷口「気持ちよくお帰りいただけるよう演奏します」
  オブリ掛合いつつ福原さんテーマへ。
  これも元曲をチラチラと何気なく撒き散らしてあります。
  何の曲か分からなくなったり、馴染みのフレーズが聴こえたり、
  どっか行っちゃったり。
  自分の知ってるmelodyを探す愉しみ!
  そしてラスト近くになって元曲のテーマのフレーズが。
  いきなり谷口さん、リズムがルンバに!
  選曲理由:谷口さん
  「スタンダード中のスタンダード。数多くの名演がある美しい曲です。」

  選曲理由:福原さん
  「コード進行=この曲というほど特徴的で、機械的でもあり、
  でもメロディアスでもあり、どんな方向にでも料理しやすい曲です。
  セッションでもギタリストが選曲することが多いような気がします」

  全体を通して:谷口さん
  「スタンダードも含め、基本的にメロディが好きで、
  かつシンプルで遊べる(技量的に笑)曲を選んでいる感じです。
  福原さん選曲のHallelujahやLawnsなんかも大好きになりました。」

    
このユニット 世界で通用しそうな気がします!
来年もよろしく!!


・・・・・・・・・・・・リハ&楽器コーナー・・・・・・・・・・・・
ちらっとMCの中で話してましたが、この日は15時入りでリハ。全曲を(多少ソロを短めに)通して!
17時に休憩の声をかけて、ちょうど全曲ということで一休みしたもののその後もずっと弾いてて「疲れた~」って。
そりゃそうだ!
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質問してみました。
①お二人の音色が明確に違ってましたが、相談して?自然に?
②音色上、どっちがどんな音色にするという担当はいつも同じ?
福原さん
①ギターは音色を自在に変えられるため、ギタリストは普段から音色的なポジショニングも意識することが多いです。
今回は特に相談せずとも、2人の使用ギターの特性や好み的な部分で自然に音色の違いが明確に出ましたが、曲やフレージングによって意識的に変化をつけている部分もあります。(トーンコントロールやピッキングでも音色が変化するため。)
②自然にこうなっているので、曲によってどちらか一方が大きく音色を変えたりすると、その時はもう一方も変わる場合があります。
特に担当分けを決めているわけではないです。

谷口さん
①②音色に関しては、各自にお任せ、自然に、ですね。リバーブ、ディレイの空間系は曲ごとに変えたりもしていますが、あとはギター本体のトーンとボリューム、それとピッキングニュアンスで臨機応変に、という感じです。

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左が福原さんのD’angelicoNY NYL-5 右が谷口さんのEastman ER-1
福原さんのギターは2014年福原さん初登場からこの会場で3度目。
谷口さんのEastmanは2008年勤労青少年ホームでのサロコンから
昼間のサロコン、現在の会場で5回目の登場。意外と少ない。
そして前回気付かなかったボデイへのピック跡!何があった!?
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アンプとアンプスタンドとギタースタンドは図らずも全部同じ。
意図してない一致!こわいくらい。アンプの製造年まで一緒とか。
アンプのセッティング 
福原さんから
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谷口さん ツマミの頭が取れてインジケーターマーク見えない~
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いよいよ!ギターあんちゃん・おっさん必見。エフェクター。
まず福原さん。
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福原さん解説
1.Hotone Grass (Overdrive) - 上段右の緑のペダル
 主にVocoderへの入力時にサスティンを稼ぐために使っていますが、歪ませる時もFB-2をOnにしたままこれでゲインを持ち上げます。
今回は使っていません。
2.BOSS VO-1 Vocoder - 下段右端のピンクのペダル
 マイクで入力した声でギター音を変調させて、ギターで歌詞を歌わせることができるエフェクトです。今回は使っていません。
ファンク、ソウル系で使うことが多いですが、今後はスタンダードなジャズでも積極的に使っていきたいと思っているエフェクトです。
3.Hotone Soul Press (Volume/Wah/Expression Pedal) - 下段右から2番目の赤いペダル
 非常に省スペースなペダルながら1台で3役になるという、ボードサイズの縮小に大活躍するペダルです。
今回はLawnのボリューム奏法(バイオリン奏法)で使用しました。フルアコとPolytone(アンプ)のジャズセッティングでファンクのカッティングをする時にWahを止めてローカット/トレブル・ブースター的に使うこともあります。
4.BOSS FB-2 (Booster) - 下段右から3番目の銀色のペダル
 基本的にはトレブル~ミッド・ブーストを設定できるブースターなのですが。音色のキーになるペダルで、常にオンにしています。使っているギターはレンジが広めで素直な音が特徴なのですが、このペダルを通すと、Gibsonのフルアコに代表される古き良きジャズギター的な色気や艶、コンプレッション感が加わります。さらにブーストのシェイプとToneをコントロールすることにより、ソリッドやセミアコに太い弦を張ってハイカット、ミッドブーストしたようなコンテンポラリー・ジャズギター系サウンドのテイストも混ぜ合わせることができます。低域もカットされるため、バッキングに回る時にはオフにして、音を後ろに少し引っ込めるとともに低域を強調、ソロフレーズとのバランスを調整することもあります。生産終了して中古の値段が高騰しているのですが、スペアも含めてすでに3台購入しています。
5.BOSS DD-500 (Delay) - 下段右から4番目の白いペダル
 多機能なディレイで、様々な機能を設定してリアルタイムに音色を変化させることができます。こちらも基本音色に常にかけており、ハイダンプ(ディレイが繰り返されるごとに高域成分が落ちていく)を強めにかけたアナログディレイに、モジュレーションをかなり深めにゆっくりとかけています。レベルは比較的高めに設定しているのですが、高域成分が落ちていること、付点八分に設定してリズムに溶け込みやすくなっていることから、普通に弾いているときにはリバーブのように聞こえ、「Georgy Porgy」のようなブレークがあるところでは、ディレイが浮き立って聞こえます。「電車かもしれない」のイントロとアウトロでは接続したフットスイッチに割り当てたリバースディレイを使用しています。踏んでいる間だけダイレクト音をカットし、リバースディレイの成分だけがMaxになるように設定しています。
6.TC. Electronics Hall of Fame (Reverb) -上段左の赤いペダル
 こちらも常にオンにしているペダルです。つまみはひとつしかないのですが、自分で各パラメータの動きを設定する機能があり、それを使って相当過激な設定にしています。ディレイ同様に高域をばっさりカット、つまみを動かしてもモジュレーションの深さは常にほぼMaxでゆっくり同じRateで動きます。リバーブレベルも大きく変えず、つまみでは主に減衰時間のみを変えられるようにしています。
 モジュレーションは空間系のみかけることにより、原音はストレートな音色を保ったままで独特の浮遊感を演出することができます。さらにFB-2の設定により原音とエフェクト音との帯域に違いを出し、タイムの設定によってもアンサンブルの中ではエフェクト音が溶け込むようにしているため、意外に普通の音色のような印象があると思いますが、ディレイでも深くモジュレーションをかけて、そのサウンドにさらにモジュレーションリバーブをかけているため、エフェクト音だけ聴くと実はかなりアバンギャルドなことになっています。

そして谷口さん
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スゴイですね〜。勉強になります。
私は簡単ですw
内容もいたってシンプルです。
♪RC-booster
クリーンブースター。常時オン。気持ちよく音量を持ち上げてくれます。基本的な音色は、コレと、ギター本体およびアンプのトーンコントロールだけです。後は空間系のエフェクトのみ。
♪DD-7
ディレイ。タップテンポで曲に合わせて。設定は付点8分。
♪Big Sky
リバーブ。ROOM設定。エクスプレッションペダルで効き具合を調整。その場で適当に。
歪み系は今回は全てオフ、CORONA(コーラス)もオフです。
こんなところです。

あっ ちなみにアンプの音を拾ってるMICはSM57のmade in USAビンテージでした。
来年楽しみにして待ってますよー

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