サロコン情報室

サロコンは2019年10月を最後に終了いたしました。このブログで過去のサロコン公式録音からyoutube動画を作成した「サロコン選」を公開中です。

2016.3.19 no.220 STOMPⅢ のレポート

被災者のために私達が出来ることを続けましょう!
被災地の人たちを忘れてはいけないよ」「節電しようね」と家族に言うのでもいいんです!
(オフィス・サロコン地図はここをクリック)

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リズム遊びは いとをかし
出演: STOMPⅢ
深田敦史(pf) 中山健太郎(eb) 桂浦誠(ds)


【出演者からサロコンファンの皆様へ】
なんと、今回でサロコン出演10回目となりました!
この記念の回にふさわしく、懐かしの曲も取り揃えました。
いつものラテンなリズムで皆さん一緒に楽しみましょう。


本番の桂浦さんのMCでも語られていましたが
これが最初のご出演2002年9月⇒http://solocon.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/no4302921stomp_d68a.html
確かにこれ、まだ独身だったかも。

当時に比べて「上原ひろみ」の曲が増えましたねぇ。
アンコール入れて全11曲中、上原ひろみ4曲。
なんとそのうちの1曲は、今年2月にリリースされたCDの中の曲!
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ってことはですよ、上原ひろみの曲をバンド丸ごと1か月でコピーしたってことですよ!
しかも、相当な高精度で。
「コピーバンド」って若干馬鹿にされがちですが、それは
そもそもがヘタクソな演奏だから(あるいはやってる本人だけが「完璧!」と思い込んでる)なのであって
見事なテクニックで見事な演奏したら誰もバカにしないどころか
「生で上原ひろみ(orミシェル・カミロ)聴いちゃった~ 得したー」なのです。

youtubeに上原ひろみのdesireという曲の動画が出てましたので
どれだけ難曲か聴いたことのない方にお分かりいただくのを目的に紹介します。
ちなみにこの曲は今回のサロコンでは2nd.setの2曲目でSTOMPが演奏します。



しかし、このところ彼らのライブってどうやらサロコンだけのようでして
Bigbandに加入しちゃったとか、家庭の事情とかあるんでしょうが
そこは一つ、なんとかSTOMPとして、サロコン以外でも、
せめて半年一回は顔出ししてもらいたいものです。

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桂浦さんがMCで初めてサロコンで演奏した時のこととかいろいろ話してくれたので
私も記録をまとめてみました。
1はっきり記録に残っている全演奏曲数=57曲
2演奏回数の多い曲
   =Suite Sandrine Part1 と Island Stomp  各6回
    Yarey と On Fire  各5回
    Desire と Hellow and Goodbye  各4回
3今回初演奏の曲 =4曲

1st.set
 1. Suite Sandrine Part1 ミシェル・カミロ サロコンでは2011年以来の演奏
   サンバキックが疾走感をグイグイとプッシュします。
   そこにイヤラシイ箇所でのキメが連続。
   なのに、なのに心地よい~

 2. What Will Be, Will Be 上原ひろみ (2016.2 CDリリース) サロコン初演奏
   それこそ1か月でコピー出来るとはとても思えないほど「厄介な曲」。

 3. My Little Suede Shoes ミシェル・カミロ サロコンでは2006年以来の演奏
   オリジナルはモダンジャズのSAXプレイヤー チャーリー・パーカーの曲です。
   それをミシェル・カミロというドミニカ出身のオジサンが狂ったようなラテンリズムに編曲したもの。
   「どうして!?」という箇所にアクセントがきます。

 4. Distance      深田敦史 サロコンでは2004年に一度演奏
   これもアンサンブルが難しい曲。
   今回、演奏後のMCで深田さんの作曲であることが明らかになった!
   演奏前に言われると緊張するから言っちゃダメ、だったんだそうです。

 5. Life Goes On     上原ひろみ (2014.5 CDリリース) 昨年演奏
   昨年のSTOMPのサロコン演奏をCDにしていたPA川田によると、
   何から何まで上原ひろみのCDと同じであることにびっくり。
   私もSTOMPのCDと、上原のCDを聴き較べてひっくり返ったのでした!

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2nd.set
 1. Just Now      ミシェル・カミロ    サロコン初演奏
   いかにもラテンというリズムで進行しますが、「どうしてそこでそんなことをする!?」

 2. Desire       上原ひろみ (2011.4 CDリリース) ここ4年間毎回演奏
   お馴染みになっちゃった曲です。演奏はもう「見事!」

 3. In Love       ミシェル・カミロ   サロコンでは2006年以来の演奏
   静かに。ドラムもブラシで。STOMPではブラシ初かも。珍しく、こんな小物を使ってました。
   2016.3.19 no.220 STOMPⅢ のレポート
   調べたら「チャフチャフ」って名前だそうです。せせらぎのような、小鳥のさえずりのような音がします。

 4. Piece of Cake    ミシェル・カミロ   サロコン初演奏
   これも、いかにもラテン。だけどソーシャルダンスは踊らない方が・・・な曲。転びますよ。

 5. Love and Laugher  上原ひろみ (2006.1CDリリース )  サロコン初演奏
   明るく「スキップ!スキップ!」な曲。
   「楽しくて体が自然に動き出しちゃう~」とか言ってると突然脱臼する恐れあり。
   参考までに、上原ひろみオリジナル演奏動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=BOvZjoiwJBc

 アンコール Island Stomp ミシェル・カミロ   サロコンでは2012年以来の演奏
   サロコンで一番演奏回数が多い曲の一つ。
   STOMPの看板曲(もう一つが最初の曲 Suite Sandrine Part1)と言ってよいでしょうが
   とんでもない難曲ですよ。
   参考までにこれも、ミシャエル・カミロのオリジナル演奏動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=YkAWdJn3tDg

アイコンタクト取まくりな二人。
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デザインレビューを明るくやってる感じな桂浦さん。
そしてお嬢ちゃんが開演前にパパのサブスネアに貼った、なぜか「エレキギターキラキラシール」。
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次回はリクエストしちゃおうかなーっ!!ハート

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おなじみ リハコーナー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最初に会場入りしたのは桂浦さんちの可愛いお嬢ちゃんでした。

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中山さんがカメラにポーズしてくれた「非常に珍しい」絵。

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今回使われた楽器達のコーナー

深田さん

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ご覧のように、Steinwayの上にシンセサイザーを置いてます。
STOMPとしては初めての状況。

これがそのシンセサイザー
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アレシスという会社の製品ですが生産終了し現在のラインナップには出てきません。
モデル名はmicron。⇒http://www.polynominal.com/alesis-micron/index.html

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とにかくこれほど表面に文字情報が少ないKBは初めてです。
よく見ると、鍵盤の一番奥の方に小さく「わざわざ目立たないように」書いてある!
外観上のデザイン的には「確信犯」。インパクト強いなぁ!

以下青文字は深田さんが私の質問に答えてくださったことです。

最近上原ひろみさんの曲を良く演奏するようになって、
シンセパートはやはりシンセで弾くほうが雰囲気が出るかも…と思うようになり、
今回STOMPで初めてシンセを使ってみました。
上原ひろみさんの「What Will Be, Will Be」、「Desire」、オリジナルの「Distance」で使いました。


>あのシンセはアナログなんですね。

はい、アナログです。
といっても、アナログモデリングなので、半分デジタルですが…。

実はmoogのリアルアナログも持ってるんですが、モノフォニックでさすがに使いにくかったのと、
重くて持ち運びが厳しかったので、つい先日この小さいシンセをユーズドで手に入れました。

10年以上前のAlesisのmicronというモデルなんですが、
音も良く、標準鍵なのにコンパクトで、練習に持って行くのも苦になりません。
上原ひろみさんといえば本当はNord Leadですけど…、これはこれでかわいくて気に入ってます。
あと、ピッチベンドを動かすと赤く光るのも気に入ってます!


「光るのが好き」で思い出しました。このときのエレピはブランドロゴが光ってました!
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http://salocontama.hamazo.tv/e3509747.html

NORD PIANO2 はここで使われてますね。⇒http://salocontama.hamazo.tv/e5195772.html


中山さん
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お道具の内、音の出るのは昨年と同じ ⇒http://salocontama.hamazo.tv/e5991905.html
昨年と違うのは、椅子ですね。
背もたれなしのピアノ椅子から
背もたれ付きの折りたたみ椅子になりました。



桂浦さん

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主として録音用に立てているマイクは
オーバーヘッド×2 キック×1 スネア&サブスネア各1
そして、フロアタムのリムにクリップオンで1
下の画像の赤い矢印がそれ。

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右手のチャイナ系2枚重ねは単独で聴くと凄いインパクトですが、他の音に混じると
不思議なほどおとなしいです。(2枚ともイタリアだっけ?)

そしてサロコン二度目の登場。こちらは大変メリハリの効いた元気いっぱいな音でした。
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サブスネアとして使うにしてもなかなか異色だな、と思いこれにした理由を聞いてみました。

改めて質問されるとあまり考えてないので恐縮です(^^;;が、
ヤフオクで安くでてたので、サイドスネアで使ったら面白いかなぁと思っただけですよ。

何曲かで使いましたが、メインはファーストステージ2曲目What will be, will be です。


SAKAEドラム製造の「鼓笛隊用小太鼓」
この会社は現在「サカエリズム」として自社製品で頑張っていますが
元はOEMでドラムを作っていました。
その頃の製品で今のサカエリズムの製品ラインアップには出てきません。
ヘッドが「TAIWAN REMO」というのもなかなかいいなぁ!
「功学社山葉楽器(股)」の流れかも。

桂浦さんのこの日のMCで
「今朝、本番だから久しぶりにチューニングしてたら裏のヘッドが破れてしまいました。
慌てて、表のを裏に使い、表には適当に」
昔のドラムじゃ結構慣れ親しんだ手法でして、特にタムのヘッドは裏も表も同じ仕様のヘッドだったので
表がヘタって来たら裏と交換とかよくやりました。
プロでもやってたという証拠写真

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この日ピアノは調律の前に、鍵盤を引っこ抜きまして
ダンパーペダルクリアランスの調整。
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PA川田の準備も終わり
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一息ついたところ
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勿論 素面でございます!





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