サロコン情報室

サロコンは2019年10月を最後に終了いたしました。このブログで過去のサロコン公式録音からyoutube動画を作成した「サロコン選」を公開中です。

2018.9.15 No.250 (演奏も聴ける)高須亮佑Trioのレポート

9月はサロコン20周年
被災者のために私達が出来ることを続けましょう!
被災地の人たちを忘れてはいけないよ」「節電しようね」と家族に言うのでもいいんです!
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9月15月19時開場 19時半開演
Ts×Gt×Pfトリオが送るスタンダードジャズ

出 演:高須亮佑トリオ
Pf:高須亮佑 Ts&Ss:吉川裕之 Gt:長濱サダヲ

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サックス×ギター×ピアノのトリオによるスタンダードジャズを中心としたライブです。昨年に引き続き、サロコンに出演させていただきます。
変則的な構成でお送りするスタンダードジャズを是非楽しんでいただきたいです。

昨年初めて出演していただいたのですが、惚れ込みまして、今年も出ていただきました。管理人のワタシは好きになるとしばらく止めないという癖があるんです。特に、ドラムが旋律の流れをぶった切る心配がないこういう編成のバンドの音好きです。
今回もメモ録音(レポートを書く材料を取っておくのが目的)しましたが、聴き直してみてこの編成での4barschangeが面白いのに気付きました!!ドラムが入って一安心一休みがないとタイトになるわー。皆様もそういうドラムベース抜きでの4バース、このレポートの曲のどこでやってるか注意深く聞いてみてくださいませ!
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1st.
1.1 There is no greater love 

ジャズのスタンダード曲。管理人は40代からジャズを学ぶ必要が出て(お囃子で入ってたBigbandでドラムが辞めちゃったのでお鉢が回って来た)ヤマハのジャズ教室に通いました。この曲はそのジャズ教室で何度も練習した曲です。ちなみに太田匡彦ジャズ講座と言います。曲を決めるのはその場・その時にフロントとる人、と決まってました。
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クラシック以外では遅れてくるのは構わないんですよ。
MC高須さん:本日はありがとうございます。ここオフィスサロコンは毎月音楽のライブをしていますが、今月は私たちがジャズをお送りします。ジャズ初めての方は、ジャズって楽しいなと思っていただけると、またジャズが既にお好きな方は変則的な構成が面白いと思っていただけると嬉しいです。恐らくですが、オフィスサロコンに出演されるバンドの中で最年少のバンドリーダーかと。
さて、では次の曲、ボサノバの涼しげできれいな曲です。


1.2 Wave

ボサノバの創始者アントニオ・カルロス・ジョビンの曲ですが、歌メインで作った他の曲とはかなり雰囲気違ってます。
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これはリハ画像ですが、最初の内、ピアノ高須さんはピアノを叩いてリズム出してました。
高須MC:この曲は長濱さんがよく演奏されていますが
長濱G:特に思い入れはないのですが、明るい感じが好きで、夏っぽいし。

高須MC:次の曲はジャズの中の一つのジャンルでブルースという、最もシンプルなコード進行の曲。
吉川Sax:シンプルですがその分奥深いですね。
高須MC:そんな曲をこの編成でやるとどうなるかというのを聴いていただけるとよいかと。この曲は吉川さんが選ばれました。
吉川Sax:この曲はちょっと変則的でして、普通ブルースは12小節で1度から4度まで変化して元に戻るのですがこの曲はコードをいじってますね。
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1.3 Step lightly

高須MC:次は雰囲気をガラリと変えましてサックスとギターのデュオで。ニューヨークの秋。これどういう曲でしょう。
吉川SAX:映画かミュージカルの曲でしたかね。今年の夏が凄く暑くてやっと秋、ということで入れることにしました。歌の曲でして、楽器用の曲とは毛色が違います。

1.4 Autumn in NY
ギターとサックスのデュオで

では、歌の曲と聴き較べ。

高須MC:1st.setは次の曲が最後です。2nd.setも聴いて行って下さるとうれしいです。 
次のボリビアという曲ですが、私、静大のビッグバンドでやってたのですがそういう大人数のバンドでやる曲でしてこういう小編成でやったことはありません。

吉川SAX:途中でリズムチェンジ入ったりとか難しいけど面白い。
高須MC:ドラム・ベースいないのにそういうのやるという無謀なことを。あ、ぼく、静大のBigbandでジャズ始めて今年で10週年。10年目のぼくならきっとできる、という気持ちを込めて演奏します。

1.5 Bolivia

Bigbandだとこうなっているという参考動画ですが横浜の中学校バンドだそうな。わお!!


休憩!

2nd. 
2.1 Isn’t she lovery

ピアノとギターのデユオで!
高須MC:スティービー・ワンダーが自分の愛娘のために作った曲です。(「今風日本語」だと「あの子って可愛くネ?」)
皆さんの愛のおかげで私はジャズ10年になりました。サロコンも今回が250回20周年!(会場「へええ~」)。こう見えて平成元年生まれでして、聴いたところでは「ジャズは30年やって若手、40年で中堅、50年続けて1人前」。僕はやっと這い這い。
そんな僕の中で、とてもジャズらしく感じられる曲を長濱さんのギターを大々的にフューチャーしまして。

長濱G:ジャズを始めた頃の師匠の演奏を聴いてカッコいいと思って好きになりました。

2.2 Round midnigh

実は同名の映画もあち、そちらはジャズメンをテーマにしたものですが、この曲が使われていたかどうか記憶があいまいです。ギター長濱さんはこの曲を弾くときは珍しく(なのだそうです)腰かけてました。あ、こういうのに合う姿勢!


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MC高須:苦いものを好きになって食べられるようになったサンマのワタみたいな味わいの曲でした。
次もラテンリズムの曲。ハンク・ジョーンズを東京で聴いてジャズが好きになりました。


2.3 Blue minor

60Tが挿入されてました。SAXとGの掛け合いがカッコよい!これは素敵だ!
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高須MC:ジャズを始めて10年と言いましたが初めはジャズをやるためでなく、なにか楽器をやりたいと思ったからでした。しばらくして、キース・ジャレットの曲を聴き、その美しい音に魅せられ、ジャズをやろうと思いました。
では、キースの曲をどうぞ。


2.4 Country
ピアノパート多く、高須ファンはじっくりどうぞ!SAXはこの曲だけがソプラノです。


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多くの方に聴いてもらえてよかったです。ありがとうございました。最後の曲はLOVEです。

2.5 LOVE
ナット・キングコールの大ヒット曲。日本でも流行りましたし改作も一杯されてます。これにも別の曲のフレーズが飛び込みますし、SAXにウッドペッカーが割り込みます。


Encore
There will never be another you

高須MC:アンコールありがとうございます!もう1曲用意してます。
最後にメンバー一人ずつ。

吉川SAX:サロコン20周年おめでとうございます。20年前というと大学卒業して大学院に行った頃です。大学時代(北九州)からJAZZ研で、この楽器に出会いまして。就職後少ししてから、またジャズやろうと。ここに来て驚いたのは、ピアノの調律や、リハーサル後にも調律入れるとかPAもちゃんとしていて、こういうライブはあんまりなくて、こういうことが磐田の音楽文化を支えているのかなと思いました。これからもずっと続けていただければと思います。
長濱G:20年前は26歳学生でした。まだ音楽じゃなくて格闘技やってました。一人で静岡に来て友だちもまだいなかったので一人でギター弾いてて弾けるようになりました。
高須MC:20年前は9才ですね。まさか20年後にピアノ弾いてるとは思わなかったですね。ピアノ歴は10年です。大学入ってジャズ研で。最初突然先輩から言われるんです。「とりあえず弾け」。「何を弾くんですか?」「とりあえず感性だ!」
ピアノの前に放り出されて、ドラムベースがいる中でピアノに座って「音出せっ」。ジャズは習うより慣れろで譜面なし、いきなりぶっこまれる。何も知らないのにステージに立たせられる。

吉川SAX:「大体どうやって演奏すればいいですか?」って聞くと「テキトー!」っていわれるんですよね。
高須MC:これからも頑張ってゆきます。最後の最後の曲です。


いやーー やっぱりこの編成楽しいわー。来年もよろしくお願いします!!

・・・・・・・・・・リハ&器材コーナー・・・・・・・・・・・
調律は14時頃開始
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演奏者の皆さんは17時前後の集合
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リハなんだから全曲頭から、間違えたらやり直しなんてやってたら体力なくなるし、疑問部分の確認とか、音響チェックがメインですよ。

そして今回の楽器たち。
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吉川さんのサックスはどちらも昨年使用のものとご説明いただきました。
テナーSAX:アメリカンセルマー・マーク6で13万番台、約50年前の楽器
ソプラノSAX:ヤマハYSS-62R
楽器たちの詳しいお話は⇒https://salocontama.hamazo.tv/e7616649.html
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長濱さんから楽器解説
使用ギターは1939年製Gibson L-7 ノンカッタウェイ17inch
ハカランダ指板にピクチャーフレームインレイ(ファンシー・インレイ)が入っている珍しい個体です。
この年式のL-7のヘッドロゴは本来double-handled vase and curlicuesのはずですが、この個体は若干変更されています。
この年代のカスタムラインは装飾の若干の変更がたまにあるそうです。
10年前にオークションに出されていて飛びつきました。
ピックアップはピックガード一体型のMcCarty Finger Rest Pickupです。これも1930年代だったと思います。
P-90Pickupのフローティング仕様との事ですが、P-90より高域寄りでありのままの音を拾います。
ギター本体もピックアップもかなり古いもので、両方とも簡単には修正できない歪みが出てきていて、
演奏中にプツプツとノイズを出してしまいますし安定して使える個体ではないのですが、
この楽器にしか出せない歯切れ良い音があって、それが大好きで、今回はこの楽器を使いました。
ネックはかなり太くて、とても手にフィットしてくれます。
使用弦はD'Addario flatwound 0.11- 楽器を気遣ってテンション弱めにしてみました。
使用アンプはGibson GA-19RVT Falcon
出力15watt スピーカーはJensenのリイシュー AlnicoP-12です。
このスピーカーはアンプをかなり選ぶタイプという印象が強いんですが、このアンプとの相性はベストマッチだと思います。
アンプの入手も10年くらい前だったと思います。
今までに聴いたギタリストの中で3人、Gibsonの古いギターアンプを使っていて、
他にはない音を出していたので、自分もいつか・・・と思って探していました。
トーンコントロールはツマミ1個だけというシンプルなつくりですが、やはり他にはない古ーい音が出て、大好きです。
真空管が国内ではほとんど見ない6C4と6EU7という型を使っていて、海外から取り寄せになってしまうのと、
出力トランスが壊れたら代わりになるものがないので、ちょっと気を使わないといけない個体です。


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googlemapでオフィスサロコンを「熊野ふるさとプロジェクト」と表示していることがあります。
オフィスサロコンは磐田市の後援によりヤマハ発動機軽音楽部が主催しています。
問合せは080-5121-9942 tamadaまで

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