サロコン情報室

サロコンは2019年10月を最後に終了いたしました。このブログで過去のサロコン公式録音からyoutube動画を作成した「サロコン選」を公開中です。

2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート

被災者のために私達が出来ることを続けましょう!
被災地の人たちを忘れてはいけないよ」「節電しようね」と家族に言うのでもいいんです!
(オフィス・サロコン地図はここをクリック)
オフィスサロコンのお客様駐車場情報はこちら
↑ここ以外には駐車しないで下さいね!
使用禁止の駐車場があります。ご注意ください。
指定時間以外や通路への駐車、他店駐車場への駐車は迷惑行為です

2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート←小さい画像をクリック
7月14日 19時開場 19時半開演
ドラムレスSAXジャズカルテット?それってトリオでしょ!

出 演:ドラムレスSAXジャズカルテット
Sax.阿部裕康 Pf.藤森潤一 Bs.浅野耕平

ジャズバンドによくある四人編成のカルテット(サックス、ピアノ、ベース、ドラムス)からドラムスを抜いたバンドです。
そうなんです、つまり三人編成のトリオなんで、紛らわしい名前ですみません。
ただ本来はジャスカルテットだが、”ドラムスが急用で抜けることなってしまった。かといって本番をやめるわけにはいかない!”という筋書きを考えてもらえば、トリオとして変な編成に思えるサックス、ピアノ、ベースも納得していただけるのではないでしょうか?

藤森さん             浅野さん
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート 2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
阿部さん
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート

初めからから変則編成での演奏をお願いしたんです。ドラムさんが出られなくなったわけではありません。そういう体で、ということなのです。
このところ、普段はギタートリオなのにデュオで、とかピアノとギターとサックスのトリオとか、あまり一般的でない楽器構成での演奏をお願いすることが増えています。リクエストなんですよ、私の。何よりもそういう楽器構成にすることによって演奏自体の緊張が高まり、聴いてる側にも「良い意味での緊張感が伝わってくる」という効果にハマってしまったのです。ということで今回もドラム抜き。
ドラムが一番曲の流れを止めちゃう可能性が高いんです。ドラムって旋律も和音も出せませんから。でもバンドの方向と合った優れたドラマーさんはいるのですがいかんせん少ない、出られない。昨年藤森さんにはフリューゲルホーンの錦織さんとデュオでやっていただいたのですが、若干身動きとりにくい感(メンバー減らし過ぎのリクエストでした)があったので今回はベースさん(サロコン初)も入っていただきました。結果はまずは聴いてくださいませ。ドラムいないとパンチがないなぁとは言わせません!なにせ、今回もレポート用のメモに録音した音源データを掲載しました。しっかり聴いてね!
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート←画像をクリック

1st.
Cool Struttin’
いきなり始まりました。巻き舌か?しゃくってるか?というようなSAXの音で。これがイントロですが、曲が分かりません。ちょっとブレイクした後ピアノが来てやっと曲が分りました。SAXのアドリブソロ、ピアノの絡み具合とそれを振り払うようなSAXの音のやり取りがカッコよいです。
ベースはなかなか淡々とリズムを刻んできます。おばあちゃんピアノが気持ちよさそうに歌ってます。声が変わったような気もします。
3人が絡まるようなEndテーマ前のやり取りにご注目を。

MC: いきなり始めました、すみません。(ドラムレスSAXジャズカルテット?)これをバンド名っていっていいのか?と思うのですが、とは言え、これを「トリオ」と呼ぶのもどこか変なので・・・。
早速ですがメンバー紹介。あ、1曲目ブルースのスタンダードでクール・ストラッティンでした。続いて、早くもオリジナルでサマーレインです。


Summer Rain ピアノ藤森さんのオリジナル
ベースが弓弾きで、ピアノも一緒に。あ、藤森メロディだと。ベースの主旋律がなかなかの美しさ。
この曲のエンディングでのSAXロングトーンは凄いです。イキがすっかりできってしまうまで聴かせかつ、音程が正しいまま!

MC:次の曲は耳馴染みのある曲だと思います。ベースの浅野さんがアレンジしました。

蘇州夜曲
まず、藤森さんの優しい伴奏。この曲もベースは弓弾き。しかもテーマを。ピアノ伴奏が6/8に。ピアノの音使いが素敵です。メロディを跳ねさせるのは実はあまり好きではないです。ずっと跳ねないバラードでよいのでは?ここは好みの世界ね。

MC:次の解説は阿部さん、お願いします。・・・スェーデンのラルスヤンソンというジャズピニストの曲でマリオネットという曲です。透明感のある曲です。

Marionette ラルス・ヤンソン
なんと優しく穏やかな曲!(原曲はピアノトリオの演奏) 百文(ぶんと読んでね)は一聴に如かず。私も好きになりました。

MC:1st.セットは次の曲で最後です。15分ほど休んで2nd.setにします。

Dexterity チャーリー・パーカー
これはもう文句なしのモダンジャズの創造主チャーリーパーカーの曲!演奏も文句なしのモダンジャズ!SAXからのピアノの受けが素早いっ!!ベースはやや疲れたか!?がんばれ!ああっYoutubeに載せてSAXソロを聴かせたいっ!
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート

2nd.set
Speak No Evil 
ピアノが攻撃的にスタートし、SAXがそこを受けるが攻撃より落ち着きを選択か!ベース頑張る!!
エンディングのfadeoutが電気的にでなく全員人力での完璧なコントロールが凄い。
MC:ウェイン・ショーターという人の作ったスピーク・ノー・イヴィルという曲でした。もしかしたらジャズ好きな人は聴いたことあるかもしれません。次の曲は聞き覚えのある曲と思います。レオン・ラッセルというロックの人の曲です。

This Masquerade
SAXのテーマからつぶやくようなアドリブパートへ。徐々に高揚し、素敵なフレーズが続きます。ピアノが受け取ると「どうしてこういうフレーズが出来る?」ということに。耳に心地よいです。ベースソロ頑張る!もっと元の姿を判らなくして~。弾き継いだSAXが崩しまくり。気持ちいい~

MC:次の曲の解説は浅野さんに。・・・皆さん、遅くまでありがとうございます。ELM(エルム)は寒い地方に多い落葉樹で、アメリカ、ヨーロッパにも。そしてこの曲は有名な「枯葉」をアメリカのジャズピアニストがアレンジし、全く別の曲にしたものです。
影シリーズです
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート 2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート

Elm
エルムは楡の木。アレンジした人はリッチー・バイラークというニューヨーク生まれのジャズピアニスト。
枯葉舞い散るシャンゼリゼ通り、などというもんじゃあないです。この曲いきなり大好きになりました。まず空は暗澹とした雪空ですね。すでにミゾレがビショビショと降り出していて、楡の木にまだしがみついている枯葉たちは悲嘆にくれています。そんな光景が浮かびました。ベースソロのときに思い切り「枯葉」の主旋律の一部をぶち込んできます。美味しいかな?

MC:確かに枯葉の雰囲気?(笑) ヨーロッパの木って枯れないんじゃ?(次の曲はずっと南へ行って。

Triste
トム・ジョビンの曲です。私はこの曲、歌入りでしか聴いたことないです。ジャズボサ風にアドリブフレーズなどを入れるとこうなるか!と勉強になりました。ボサノバ・・・そのジャンルを作ったトムジョビンの気だるい歌い方も、それをそのまま模倣した白痴的脱力歌唱も大嫌いでして(アストラッド・ジルベルツから入ったにもかかわらず!)ブラジルの子沢山な漁師のおかみさんみたいな太さとリキを感じさせるボサ(男の歌なら裕治さんのバガブンドみたいな枯れた歌い方がいい!)でないと聴く気がしません。
MC:次の曲がもうすでに最後の曲になってしまいました。今日は長いこと有難うございました。更に多分、あまり耳に馴染みのない曲が多かったと思います。知らない曲を聴かされるとつまらない気がするものです。
では最後はハッシャバイという曲で。

解説中シリーズ(個性、出てますねー!)
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート 2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート

Hash-A-Bye
しょっぱなからベースソロですが、なんとSAXがベースパートを吹いてる!!そこからのSAXソロ。ピアノが受けてガンガンと。ベースソロやるかと見せかけた!?それともソロサイズの共通認識違った?ここで意表を突く行為!ベースが楽器の背中を足で蹴って2拍4拍のリズム出してます!!この人「あら!?」ということいろいろやってくれる。
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート←画像をクリック
蹴ってます!
会場拍手でアンコールのおねだり
MC:どうもありがとうございます。それでは1曲用意してますので。ジャイアント・ステップ。

Encore
Giant Steps
ものすごいやりとりが聴けますのでどうぞ。

演奏後にSAX阿部さんがつぶやき「ドラムなくても問題ないなぁ」
そして「この編成は瞬発力が鍛えられる」とのお言葉も!
私もそういう言葉を言ってみたかった~
手元シリーズ
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート


・・・・・・・・・・リハ&器材コーナー・・・・・・・・・・・
当日の準備はまずピアノの調律から
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
damakaさん いつもおばあちゃんピアノの面倒を見てくれてありがとうございます!
そして録音用のマイクを立てるのですが、まずはオーディオテクニカのAT4041
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
でも、ちょっと違う、というPA川田の見解で変更。同じブランドのAE3000
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
そしてSAXには同じブランドでAE5400
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート←画像をクリック
サロコンのマイクはオーディオテクニカ使用率高し!!
で、調律も終わり、結線もほぼ終え、ちょっとオヤツの時間
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
浜松名産のお菓子とか(とあるミュージシャンからの差し入れ)
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
そうしていると最初に藤森さんが
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
つづいて阿部さん。来たらすぐに楽器出して壁に向かって一人で吹き続けます。いつも通り。
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート←画像をクリック。ウォーミングアップであることは分ってますが吹いてるのは単なるスケールではなく何かのフレーズ。これからやる曲の?それともウォーミングアップ用のフレーズ?一度尋ねてみようかな。
ちょっとお使いに出かけるとき浅野さんと外で出会う。あーー駐車場わからなくなってたのねー ごめんねー
お使いから帰るとリハが始まってました。
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート←画像をクリック
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート 2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート 2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート←画像をクリック
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート 2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート←画像をクリック

PA川田の説明によると今回、ベースはコンタクトマイクで拾いました(アンプ使わず、ベースのpickupからのoutputはDI経由でミキサーへ、そこでコンタクトマイクで拾った音と混ぜる)。全員の音をスピーカーから出していたそうです。とてもいい案配のバンド音量でした。
マイクの取り付け状態
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート←画像をクリック

リハ後に再確認するdamakaさん、こういうとこが凄い
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
そして楽屋でウケてたのはこちら
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート

来年もお願いしたいのですー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オフィスサロコンの場所とお客様駐車場情報はこちら
↑ここ以外には駐車しないで下さいね!
googlemapでオフィスサロコンを「熊野ふるさとプロジェクト」と表示していることがあります。
オフィスサロコンは磐田市の後援によりヤマハ発動機軽音楽部が主催しています。
問合せは080-5121-9942 tamadaまで

サロコンの感想・ご意見は「コメント」から入力して下さい。

初回サロコンからの記録は「サロコン歴史資料館」でどうぞ。
サロコンでおなじみの出演者さん達の10年前のお姿が見られます

私自身の個人的宣伝です

Steinwayグランドピアノで個人練習!練習室貸します←ここをクリック
レンタルスタジオ浜松近辺での穴場オフィスサロコン お問合せはtamada 080-5121-9942 tamadamassalocon@yahoo.co.jp
磐田「サロコン情報室」で前回までのサロコンの様子が見られます。

同じカテゴリー(音楽)の記事
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
2018.7.14 No.248 ドラムレスSAXジャズカルテット?の「演奏が聴ける」レポート
    コメント(0)