2015.9.12 no.213  Two Tenors' Cool Night のレポート(追記3)

tama

2015年09月17日 14:55

被災者のために私達が出来ることを続けましょう!
被災地の人たちを忘れてはいけないよ」「節電しようね」と家族に言うのでもいいんです!

追記1はこの太文字です(2015.9.18)
追記2は阿部さんのサックス情報です!


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浜松を代表する2人のテナー奏者が共演!
出 演: Two Tenors' Cool Night
テナー ホセ・アルベルト田村 & 阿部裕康
ピアノ 奥山福太郎  ドラム 日内地貴則
ベース 向野隆志


 【サロコンファンの皆様へ 出演者からお便りです】
このユニットのライブは今回で2回目を迎えます。
初回は、浜松を代表する2人のテナー奏者の熱い演奏により1曲当たりの演奏が20分に迫るというという驚異的な盛り上がりとなり、
再演が期待されていましたが、今回ついに実現することになりました!


  
左が阿部さん 右が田村さん
阿部さんは2003年 http://solocon.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/no5303726_2d90.html
田村さんはそれより早く2000年にサロコンにご出演。http://solocon.cocolog-nifty.com/blog/2006/08/00318_5399.html


バンドリーダーにして、オルガンも弾く奥山さん。
オルガンはこちら⇒http://salocontama.hamazo.tv/e4932553.html
奥山さんは新しいサロコンになってから沢山出ていただいているのですが、なんと夜サロコンはお初。
一度ここのピアノで奥山さんを聴きたいという願いがかないました!


左が向野さん 右が日内地さん
向野さんは今回で二回目のご出演。最初はこの時⇒http://salocontama.hamazo.tv/d2014-07-09.html
日内地さんとはお付き合い長いんです。阿部さんともそうですがサロコン始めるよりも前からのお付き合い。
お二人の演奏が好きで聴きに行ってたんです。

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ワタクシ、阿部さんとはもっと前から面識があったので阿部さんのほうがサロコンも古株かと思いましたが、逆でした。
田村さんは2003年以降なかなかご出演がかなわず、次のご出演はThe Moody(k)Nightsで2007年に。

ここ最近のご出演回数は田村さんが多いです。なぜかというと「ユニットの形態」が多様だから。
ファンク、スタンダードナンバーをやるジャズコンボ、非常に先鋭な「ピアノ・ドラムレス」トリオなど。


リーダーなのでMCは奥山さん。
「MCに自信がないので、上手なMCのやりかたをネットで調べてきました」会場にドッと笑い。
「それによると1曲毎に曲紹介するのはダメと書いてありましたが、演奏側がクールダウンするために
あえて1曲ごとにMCを入れます」再び笑い。
御本人が思っている以上にMC能力はおありです!

1st.set
1. On Green Dolphin Street
2. Sno' Peas (Phil Markowitz)
  参考音源⇒https://www.youtube.com/watch?v=Ou6yOxjG3fM
3. There is no Greater Love
4. Ow! (Dizzy Gillespie
  参考音源⇒https://www.youtube.com/watch?v=hBaLrTDZIzg

阿部さんはソプラノも担当。


1st.setでは頭の2曲がソプラノでした。
3曲目でテナー2本になったのですが、まあ、見事に二人の音色が違いますね!
曲のテーマ部分を2本で同時に吹いているときも、二人のそれぞれのメロディが音色の違いにより
とてもくっきり。溶けあいつつも違いが明瞭。
テナー2本の合奏っていいわー。
なんと言っても2本が鳴ると、その音量に圧倒されます!
会場に流れていたサックスの音は「ほぼ」生です!

実はこの日、超満員でして。
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画面左の方が入口・カウンター側。
二日前に、中日新聞朝刊で彼らのライブがあることが報道され、
記事からの電話問い合わせがいつもより多く、サロコン情報室の「お知らせ」へのアクセス数が過去最高。
ひょっとしたら・・・と思いまして入場制限をどれだけ上手くやるか真剣に考えました。
それでもこの状態。まあ、第1部が終わった時点で立ってることに疲れちゃったお客様はお帰りになり
第2部は普通に「満席」。エアコンも効いてくる。


気持ちよさそうに指を鳴らしている田村さん。

2nd.set
1. If I were a Bell(Miles Davis)
2. Freight Trane (Tommy Flanagan for John Coltrane)
  参考音源⇒https://www.youtube.com/watch?v=a69cotRdWF0
3. In a Sentimental Mood - Body and Soul
4. Why Don't I? (Sonny Rollins)
  参考音源⇒https://www.youtube.com/watch?v=2o8ofQ-FTs8

アンコール
Satin Doll
  
3曲目はバラード2曲をメドレーにしてます。
かっこいいわーー!
サックスがこの二人だとテーマ部分もアドリブ部分も物凄く豊かになりますね!
久々に阿部さんのブロウが聴けました。うれし~。
むしろ田村さんの方が若干「叫び」は抑え気味だったと思います。

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1st.setはMCも含めて、ちょうど一時間。4曲ですからほぼ1曲15分。
このユニットでの以前のライブでは「1曲当たりの演奏が20分」とのことですから
サロコンでは、奥山さんの「クールダウン作戦」が功を奏したようです。



このユニットの演奏を聴きたくて心待ちにしておられた、O田先生がお出でになっていましたので
サックスのお二人についての印象など伺ってみました。
 「阿部君は、指の形がちゃんとしているから音がしっかりしている。
 速い16分でも最後までちゃんと音が出ている。
 あの速さで16分をあれだけ吹けるアマチュアはそういない。
 耳が良すぎて、自分の演奏中の他の音が気になるようだ。」
 「ホセは、短い間に随分変わったな。音の使い方が整理されて、余計なことはやらなくなってる。
 こんなに早く変われる人間というのは遠州地方にはいない。」



満員のため、カメラ持って移動ができず、正面・上手側からの画像はすべてリハーサルで撮ったものです。

ところで、阿部さんは浜松jazzweekの企画運営をまとめており、
10月17,18日と24,25日の宣伝もされてゆきました。
阿部さんおススメはやはり25日の「ヤマハジャズフェスティバル」⇒http://jp.yamaha.com/sp/events/hjw/2015/01/
これを読まれた方でちょっとでも興味をお持ちになられた方はぜひ!
ちなみに私はいつも一番安いB席の最上階一番前へ双眼鏡もって行きました~。

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・・・・・・・・・・・・・リハコーナー・・・・・・・・・・・・・・・



午後一番から今年4回目の調律開始。
サロコンのときにしっかりピアノ使う場合は必ず調律してもらってます。
だって、ワタシが企画してピアニストさんに来てもらうコンサートなんだから。
ピアノ弾いてくれる演奏者さんに対する最低限の礼儀でしょう。

17時頃から三々五々出演者さん会場入り。

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阿部さんのテナーとソプラノ
では阿部さんの解説。
「(1)楽器情報  テナー:A.Selmer Super Balance Action、
   マウスピース: Otto Link "Super" Tone Master 7 Star、リード:LaVoz Medium
 (2)ソプラノを使った曲  On Green Dolphin Street、Sno Peas
 (3)二人サックスでの役割  どちらが上を吹くかはあまりこだわりはなく、事前リハと当日でも違っていたかもしれません。
   ソプラノにした曲はテーマのアレンジやイメージ上ソプラノの音域や音色が合うと思ったためです。」


事前リハの時と当日の部屋の響き具合の違いなども役割分担に影響してるかもしれませんね。


ホセのテナー
「全てムディナと同じセッティングです。
リードはナマモノなので、バラツキの中でちょっと渋めの音がする個体をセレクトしましたが」

つまり本体はSelmer MarkⅥ。マウスピース、リガチャー、リードは⇒http://salocontama.hamazo.tv/e4674179.html




(10/19追記)日内地さんからドラム情報が来ました!

ドラム
メーカー ネギドラム
タムタム1 12*9 メイプル
フロアタム 14*14 メイプル
バスドラム 18*10 メイプル
スネア 14*5.5 ビーチ

シンバル
ライド Bosphorus Versa 20
ハイハット Zildjian New Beat 14
クラッシュ1 Zildjian Thin Crush 18 リベット1個
クラッシュ2 Bosphorus 18
クラッシュ3 Zildjian Crush Ride 16






こっちがボスフォラスの18"クラッシュ ニューオールリーンズシリーズ


これがボスフォラスの 20”ライド ヴァーサシリーズ


こっちはリベット1個 (穴は沢山) ジルジャンの18"シンクラッシュ


印象は、サウンド的には前回よりも少しマイルドなイメージです。
ただ、やる音楽によって多少のチューニング変更を加えています。
今回バスドラムの径を18インチにしたので、汎用性が増しました。
実は現在このセットしかもっていないので、トリオからオーケストラまで
使用しています。



楽器情報は受信した時点で都度追記していきます。しばしお待ちを!

そして、ご来場くださった、ワタクシの先生!
太田先生。気持ちよさそうに聴いておられましたよー!
まるでご自分でも演奏しているかのように首をゆっくり振って。
(先生もサックス奏者。更にいえば「浜松の生きている戦中戦後音楽史」)



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