サロコン情報室

サロコンは2019年10月を最後に終了いたしました。このブログで過去のサロコン公式録音からyoutube動画を作成した「サロコン選」を公開中です。

12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

被災者のために私達が出来ることを続けましょう!
被災地の人たちを忘れてはいけないよ」「節電しようね」と家族に言うのでもいいんです!


12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)


「日本の歌、童謡、唱歌をジャズアレンジで楽しむ夕べ」
出 演:Power Of Due
ケニー國藤(sax) 谷口順哉(g) 奥村貴宏(b)
星合厚(ds) 森藤慎司(perc)


「Jazz を身近に感じて楽しむ」がモットーのバンド、Power OF Due です。
今回は、なんと全曲!日本の歌謡曲、童謡、唱歌をジャズ風に仕上げてお送りします。
アッと驚くような意外性に富んだアレンジ、そしてアドリブ演奏の妙をお楽しみ下さい。


12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

はい ほんとにアッと驚きました。
アレンジ力すごいです。
青山ばんどのエリナー・リグビーもそのアレンジの凄さから私の大好きな曲なんですが
PODのアレンジモノってのは曲数もハンパじゃないです。
こういうアレンジをしているのがケニー国藤さん。
骨の髄まで純日本人ですよ。
この方のサロコン履歴は
02年10月Power Of Due 青少年ホームで  これが最初かな。
08年1月 遠トリ+ケニー
08年6月SAAV
08年10月 CPお試しサロコン
09年9月 昼間 新Power Of Due(ベースさんが変わった)  

今のPower Of Due はパーカッション森藤さんが参加して「新々」なんですね。

では全員の顔写真を。

ケニー國藤(sax)                            谷口順哉(g) 
12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ) 12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

奥村貴宏(b)                              星合厚(ds) 
12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ) 12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

森藤慎司(perc)
12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ) 

私のような年寄りにとって「日本の曲のジャズアレンジ」っていうのは
「お江戸日本橋」を昭和40年代bigbandで演奏する「弱起」「シンコペで食い」「ハネ」という程度の、
ある意味「ダサイ」ものだったのですが、
今のジャズアレンジってアマチュアでもこんなどえらい難しいことやるんだね!

12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ) 12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

うーーん 研鑽の結果なんだろうなぁー

では セットリストを

1st.

1. 真っ赤な太陽
2. Sur Charge (さっちゃん)
3. Snow For All Blues(雪やこんこ)・・・「こんこん」ではないとのことfrom泉谷さん
4. 上を向いて歩こう
5. 知床旅情/流氷編


「雪やこんこ」まいった。
こうなるの!?

そして、ドラム星合さんの演奏を聴いて
「上手い!カッコイイ!!気持ちいい!!!」
と思ってしまった。悔しいけどホントニ。

12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)


2nd.
1. The Red Dragonfly(赤とんぼ)
2. もみじIV
3. 赤い靴
4. シャボン玉
5. 見上げてごらん夜の星を


Encore
夏の思い出

12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

いや恐れ入りました。

この方々に拍手!

12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

こんなに面白いライブだったのに、お客さん少なかった・・・
もったいない・・・
皆既月蝕のせいか!?



・・・・・・・・・・・・・リハ など・・・・・・・・・・・・・・・

やっぱり器材関係の話が面白いよね!
ということで
まずケニーさんから
12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)
「■アルトサックス
Selmer Super Action 80II 初期型ゴールドプレート特別彫刻入り
セルマープラチナプレートネック(特注)ブースター付

※プラチナメッキを後から施したオーダーメイドのネックです。
プラチナメッキ特有の締まった鳴りが、きらびやかなゴールドプレートの本体の鳴りとブレンドされます。

マウスピース:ブリルハート ハードラバー
リガチャー:ブリルハート リバースタイプ2バンド
リード:ラボーズ ミディアム

音色の特徴
アルトの基本の音色はゴージャズな力強さを備えた、男性的でリッチな音色です。
奏法を変える事で、アルトでも暖かくて哀愁を帯びた音色にもなります。

■ソプラノサックス
Selmer Super Action 80II 初期型ゴールドラッカー

マウスピース:ワイズワン エボニーウッドM
リガチャー:イシモリ コダマ II
リード:ラボーズ ミディアム

音色の特徴
ソプラノの基本の音色は芯のある柔らかい、女性的で木目調のメロウな音色です。
奏法を変える事で、ソプラノでも硬くて力強いゴリゴリした音色にもなります。
-----------------------------------------------------------

曲による使い分けですが、

・曲のイメージに合うように
明るくて楽しい感じや、哀愁を帯びたセピア色の風景のようなイメージの曲にはソプラノの音色が私には好みです。
(さっちゃん、雪やこんこん、赤とんぼ、もみじIV、など)

しかし、豪快でごりごりと迫るモダンなアドリブ中心の曲にも、意外とソプラノが合ったりします。
(知床旅情/流氷編、赤い靴、など)

対してアルトは、ビートが利いてリッチでかっこいい曲に合うと思います。
(真っ赤な太陽、しゃぼん玉、など)

また、ジャズのスタンダード曲のイメージが強いせいか、男性の歌にはアルトがよく合います。
(上を向いて歩こう、見上げてごらん夜の星を、など)


・メロディーの起伏に応じて音色レンジが切り替わるようにサックスでメロディを吹く場合は、2オクターブ内に収めるのが基本です。

その場合、下オクターブの最高音「ド#」と、上オクターブの最低音「レ」では、サックスの機械的構造上、音色が切り替わります。
その境目のどちらにメロディーのどの部分を載せるかにいつも相当気を使います。
これは曲の調性によって決まるのですが。

音色が上下で切り替わると何が起きるかというと、メロディーの中で盛り上がる聞かせ所、そこが下から上へ音色が切り替わるとおいしい、みたいな感じがあるのです。

別の言い方をすると、自分の声で歌うような感覚、表現と音色が付いて来るというような感触が、サックス演奏の際にはとてもいい感じなのです。

メロディーの聞かせ所をどの部分に置くかで曲の調が決まり、その際にメロディーの中心が下オクターブに来る曲はソプラノ(さっちゃん、など)、
上オクターブに来る曲はアルト(上を向いて歩こう、など)になることが多いです。」


面白いですねー
こういう「どうしてそうするのか」を知るのは楽しい~ニコニコ

では続いて星合さん!
12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)
「太鼓類はNo.128(2010年5月)と同じですが、一箇所だけ違うところはバスドラの前面ヘッド。
メッシュをやめて、AQUARIANの黒にしました。
よく響くように。でも会場への出音はどうだったのでしょうか...?
メーカーへのこだわりではなく、単に色で選びました。

スティックは、ひたすら安いものを求めています。
未塗装品を買って、自分でニスを塗ったり。
ペアで400円ぐらいがいいのですが、最近値上がり傾向。
ヒッコリーの直径14mm、長さはそれなりで。
リファレンスはYAMAHA H-14A (昔のSteve Gadd Model)

そして今回、このブログの機材紹介を意識してのシンバル選び。
「日独伊三国同盟 vs 米国」
ライドは 小出シンバル 503 (20") 日本製(大阪市平野区)
ハイハットは MEINL Byzance (12") 独逸会社(製造場所はトルコですが)
サイドは UFIP SUPER NOVA (12") 伊太利亜製
あと一枚は A.Zildjian CrashRide (17") 亜米利加製」


未塗装スティックに自分でニス塗るって驚き。
私は恋で小出シンバルを初めて聴きました。穏やかだなぁ。
12"UFIPの(スプラッシュ?)シンバルが大変くっきり・鮮やかで音もいいけど、いい使い方がされてましたねー。
巧いなー。
スタンドはカノウプスのシンプルなのを選んでおられますが、これ使いやすいんですよー。


PA川田とは昔から交流のある奥村さん。
12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)
「現在の楽器は、平成7年7月7日に、東京のコントラバス専門店 弦楽器の山本で購入しました。
イタリアのマッジーニで修行をしたカナダ人の職人が日本で作ったという、なんじゃそりゃ?というベースです(笑)。

私の知人の知人から中古のベースを購入するつもりで上京し、弾かせてもらったのですが、今ひとつで購入にはいたらず、
では弦楽器の山本の社長を紹介してあげよう、ということになってそのままお店へ。

知り合いの紹介ということで、店頭に並べてあるヤツだけでなく奥からも何本も出てきまして、30本くらい弾かせてもらったかな..
その奥から出てきたものの中から、最後にオールドのベースと今のヤツのどちらかで悩み、浜松からリペアに通うのはつらい、
ということから今のヤツに決めたという次第で。

ベースアンプは、NEMESIS というメーカー(EDEN の廉価版)のNC200P という200Wのアンプです。
結納返しで、というのは国藤さんがMCでしゃべった通りで。
ロレックスの時計はいらんからベースアンプくれ、と(笑)。」


そう、ライブの中でのMCで、ケニーさんがベースアンプのことに言及し
「あのアンプは彼の婚約のときの結納返しです。高価なものはいらないベースアンプがいい、と言ったら目録に”ベースアンプ”と書かれたそうです」
と言ったら客席から拍手!拍手!!
奥村さんの人柄が出ている素敵なエピソードでございました。

で、パーカッションについては情報が到着次第追記しますね。
12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

では谷口さん
「アンプは、
・Polytone Mini-Brute II
・Hughes & Kettner Statesman DUAL EL84
の 2台です。

Digital Delay のステレオアウトからそれぞれのアンプに入れ、常に 2台とも鳴らしていました(といっても、
ステレオの効果は狙っていません)。

今回はギターがストラトで、結構歪ませる場面が多いので、EL84 一本で行こうかなとも思ったのですが、Polytone のマイルドなクリーントーンも捨てがたいということで、
贅沢に 2台使いとさせて頂きましたー。

弾いてる分には気持ちよかったです。(^^)」


へえーー こういう使い方もあるんだね。
そういえば、私のステレオは古い古い量産モノですが、スピーカーはダイヤトーンDS251とローテルDOMUSを同時に鳴らしてます。これと同じ理屈かな。
ちょうどよく強調された音域が出来たりして心地よかったりするんです。


12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

リハではないですが、演奏終了後、しばらくカウンターでご歓談。
12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

12/10 夜 No.153 Power Of Due の様子(修正・追記アリ)

外に出たら雲が出たり消えたりしながら皆既月食が真っ最中。
谷口さんは「全部消えるまで見ていく」と言ってましたが
さあいよいよ消えるぞ!というそのときに意地悪な雲が出てきてお月様は隠れてしまいました~。

スタッフはその後、台湾飯屋で、メニューにないパクチー料理を注文し
腹が割れるほど飲んで食ったのでありました!
わがまま注文にちゃんと答える台湾飯屋 エライ!



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問合せは080-5121-9942 tamadaまで

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この記事へのコメント :
おお!すごいメッセージだ。

プロだなあ。プロフェッショナルは演歌だろうがプログレだろうが、難なくこなすところが、憎いですね。
しかもその技能については寡黙!これぞプロです。芸術家ではありません。芸術家は饒舌です。

そのプロ達ににここまで吐露させるとは、すごい!と言う意味です。

プロを目指すミュージシャン、なんてありえません。何を好き好んで、、、。
みな目指しているのは芸術家なのです。その道を極めたいと。
芸術家に挫折してプロに甘んじているような気分もなかなか好きだけれどね。

もっとプロに日が当たってもよさそうなものだが、野球の落合満博が言うように「日本はプロが生きにくい世界だからなあ」なのかもしれない。
Posted by kieros2005 at 2011年12月14日 19:36
「どうして?」って聴きたいことが結構一杯あるんで、いろいろ質問したら丁寧に答えてくださいまして。ここのメンバーはパーカッションの森藤さん以外(彼は社長)、サラリーマン。
Posted by tamatama at 2011年12月14日 19:42
サラリーマンでもこのぐらいになるとディレッタントだね。
それは技量、意識ともプロと変わりありません。

たいしたものです。
Posted by kieros2005 at 2011年12月15日 09:50
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