サロコン情報室

サロコンは2019年10月を最後に終了いたしました。このブログで過去のサロコン公式録音からyoutube動画を作成した「サロコン選」を公開中です。

2018.6.23 No.248 jamais vu (じゃめぶ)の「演奏が聴ける」レポート

被災者のために私達が出来ることを続けましょう!
被災地の人たちを忘れてはいけないよ」「節電しようね」と家族に言うのでもいいんです!
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6月23日 19時開場 19時半開演
既知のジャズ曲、未知の時間、ギターデュオ

出 演: jamais vu (じゃめぶ)
浅川 信二:ギター 谷口 順哉:ギター

谷口さん      浅川さん
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既知から未知へ。デジャブーの対義語ジャメブーからユニット名を頂きました。
指弾きの高い表現力を持つガットギターと、ジャズギターの王道・フルアコの2部構成で、お客様とよい時間を過ごせますよう精一杯務めます。

オフィスサロコン管理人玉田のたっての頼みを聴いてくれたお二人です。
初めに浅川さんからの概要説明を。以下の色文字は全て浅川さんからいただいた解説です。
「和音をひとつひとつかみしめるようなバラードの選曲が多くなりました。それらのスタンダードナンバーはフルアコで、繊細で、はかなくもモロい心情の曲はガットというような表現をさせていただきました。」
今回はジャズのバラードの知ってる人は知っているあの有名な、という曲が多く、参考音源がやたらに増えてしまいそうになりました。
そこで、レポート用にいつもしているメモ用録音を利用して(録音品質が低くて恐縮なのですが)「この衆ら、こんなええアレンジするんだぜ」というのを耳から感じていただこうということにしました。演奏者さんたちにプレゼントする録音はPA川田が最高の状態でやっており、CDにしているのですが、それを待っていると1か月かかるのでとりあえず私のメモ用でもいいから聴いてもらおうと。
なお、谷口さんがテーマ弾いたのはいつか王子様が、星に願いを、We will Meet Againの3曲。アンコール曲は浅川さんがテーマです。
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Program
1st.set

SOME DAY MY PRINCE WILL COME(いつか王子様が)
ディズニーをフルアコでジャジーに。いつかタニグチさまが。いつかアサさまが。なんて(*^^*)、、、、ない。ないですね。はい。すみません。調子に乗りました。反省しています。

よく知られた曲です。穏やかに明るく、いつかあたしにもあるよね!素敵な王子様との恋!ラブそう夢見ている乙女の歌です。
では当日のメモ録音をお聴きください

浅川さんMC:こんにちは。じゃめぶといいます。見たことあるし聞いたはずだけどこんなの初めて、という意味です。よい時を過ごしていただくよう精一杯務めます。今の曲はいつか王子様が、でした。次は松田優作の映画の曲、トランペットの岡野さんのこのジャズがとても・・・・・・よろしかったので・・・・・・・ということで・・・・・・うん。

野獣死すべし(松田優作版の大藪晴彦原作の同名映画から)
 たかしまあきひこ作曲、岡野等&荒川バンド演奏の、かの映画の独特の悲壮感をガットで

参考音源

ここは聴き較べて欲しくてあえて音源動画を並べました。
これがじゃめぶアレンジです。

ポツリポツリと鳴るガットギターの音が原曲のビブラフォンより鋭くキリキリと迫ってきます。これはいい!これ、またサロコンで聴きたい!
浅川さんMC:次は映画「追憶」のテーマです。

Theme From The Way We Were(追憶のテーマ)
 子供の時分、インスタントコーヒーのCMで使われてまして、なんだこのステキな曲は!?と思い焦がれておりました。クラシックなギターアンサンブルからスイングへガットで

綺麗な曲ですちょっと切なげなメロディ。ネスカフェでしたね。CMに使ったのは。映画も歌も、バーバラ・ストレイザント姐さん。
参考音源

こんな素敵な曲、どうして今までサロコンで演奏されなかったんだろうと思いましたが、要するにCMで流れ過ぎたからなんでしょうね。
浅川さんMC:ギター、今日はガットとフルアコを数々持ち替えまして(谷口さん:2本やん)・・・いや、2本を曲ごとに持ち替えて表現力の違いを楽しみたいと思います。次は「星に願いを」ピーターパンです。

WHEN YOU WISH UPON A STAR(星に願いを)
 ラグジュアリーなディズニーのバラードをフルアコで


これもみんなが知ってる曲だと思います。おお!フルアコのトレモロが星の煌き!アレンジしたフレーズがかっこよい、あ!ふわっとリバーブ効いてる。エンディングも粋な凝り方しますね。
浅川さんMC:ありがとうございます。音頭が上がると木で出来た楽器はチューニングが変わりますので、失礼いたします。(チューニング)
次の曲は「右から二番目の星」・・・違いますか?違いますね。ビルエバンスの演奏が有名な曲。


You Must Believe In Spring
 ビル・エヴェンスの至高の名演(のイメージっイメージで^^;;;)をガットで

参考音源

大変大人な雰囲気のかっこよい曲です。しっかり仕立てたスーツを身に付け、馴染まないハットやキャップなどはかぶったりしない。そういう本物の大人ね。ガットでパリとした音。
浅川さんMC:右から二番目の星です。

The Second Star To The Right(ピーターパン)
 ディズニーをガットのギターアンサンブルとスイングで

これ、ピーターパンのオープニングテーマなんですね。二階の子供部屋の窓辺から星空を見上げてるシーンが浮かびます。ディズニーの曲ってさすがにジャズに馴染みますね。
参考音源

浅川さんMC:次の曲が1St.Stage最後の曲です。

Stable Mates
 ベニー・ゴルソンのクールで都会的な雰囲気のジャズをフルアコで

参考音源こちら⇒https://www.youtube.com/watch?v=Yn3L6ikBK9A
いかにも、ダンモだぜぃという曲です。
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(2nd)
Infant Eyes 〜 OVER THE RAINBOW(オズの魔法使い)
 見えるものすべてが初めての Infant Eyes(新生児の瞳)には世の中はどのように映るのでしょう。ユニット名のジャメブにかこつけております。メドレーをフルアコで


チューニングいきなり、曲。まずは長めの音符でゆったりと。この部分がInfant Eyesでして、初めて聴く曲ですがウェイン・ショーターの曲なんですね。そしてフワリと虹のかなたへと続きます。こちらは有名なお話で、まずはミュージカルにされ、そしてあの映画のために作られた曲が大ヒット。映画より20年以上前のミュージカルの曲は残っていないみたい。ちょっと気になります。

浅川さんMC:その昔、奥様は魔女という番組がありました。恋に焦がれる女の曲です。

Bewitched, Bothered, and Bewildered
 Google 翻訳すると、「うんざりし、悩んで、困惑」でミもフタもないのですが、恋に心を乱すレディのロマンチックなジャズのバラードをフルアコで。

「Bewitched」をそのままネット翻訳すると「奥様は魔女」と出てきます。あの番組の原題でした。一方Bewitched, Bothered, and Bewilderedの邦題は「魅せられて」・・・とは言ってもジュディオングじゃあありません。エラ・フィッツジェラルドとかフランク・シナトラが歌ってました。


浅川さんMC:次の曲のチェルシーとはいいところの土地だったと思います。(調べたらロンドンにあるチェルシー地区を流れるテムズ川に架かる橋で、観光名所になってるようです)

チェルシーブリッジ
 渡辺貞夫のアルバム『アイム・オールド・ファッション』で、カッコいいオトナへ背伸びしたかった思春期のアサカワが夢中になった曲です。酒と夜の雰囲気のジャズをガットで

参考音源

リハのとき浅川さんから聞いたのですが、この曲はデューク・エリントンの弟子の方の作曲だそうで、なんでも彼の恋人でゲイだったらしい。
そういう情報のせいか、深い霧のような、ひんやりしたような、若干怪し気な感じを受けます。エリントンは使わないような音使いが出てきたり。
確かにガットが正解ですね。浅川さんが聴いたナベサダのLP「I'm old fashon」、これって、「あっしゃぁ古い人間ですから」・・・なのか「オレはオールドファッションのグラスで」なのか・・・どっちなんでしょうね?
浅川さんMC:(ギターストラップが外れるというトラブルがあり)失礼をいたしました。その昔、CMでペンギンズ・バーというのがあり、ここでペンギンの女の子が歌っていた曲です。
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SWEET MEMORIES(松田聖子)
 夏ですし、ビヤホールの雰囲気(^^;)のジャズをフルアコで。当時、ペンギンズ・バーのCMでかかってて、とっても良かったんデス。

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わーーーーかっこいいっ!この曲はジャズのスタンダードだって言っていいでしょ!フルアコの音色がぴったりです。

浅川さんmc:ビル・エバンスの曲です。クジャクはサソリ食べるんです。
(調べたら毒蛇も食べちゃうので孔雀明王っていう神さまにされたそうです)

The Peacocks
 ビル・エヴェンスのアルバム『You Must Believe in Spring』のストイックで神経質で鬼気迫る演奏(のイメージっイメージったらイメージで^^;;;)からフルアコで。

参考音源

途中物凄い音使いのところが出てきます。これは、楽器並みの音程を保てないような音感の人は歌っちゃあだめですね。歌のせいで曲がおかしく聴こえちゃいますよ。今回は音程が正確なので、なるほどそういう感じの曲なのかと、楽しめました。谷口さんの主メロにも普段聞かないようなスタイルが。こういう関係がいいですね。変わって行ける。
浅川さんMC:楽しかった時間も次の曲で最後です。メンバー紹介を。しもてでギターを弾いてる谷口、そしてワタクシ、ギター担当の浅川です。(場内微笑み)

We will Meet Again
 同上のアルバムからガットで。

まずはメモ録音によるじゃめぶの演奏から

なんかガットの音色のせいか南欧風に聴こえます。
こちらは比較ために。原曲の参考音源

全く同じ曲名で博士の異常な愛情という映画のラストで流された曲がありますが、完全に別物です。
アンコールを求める手拍子。

アンコール
by the beautiful sea


この曲はディズニーの役員たちが作ってたバンドの曲だそうで(そういう会社、いいなぁ)。
ブンチャブンチャで始まり、誘われて場内手拍子。心配!リハのとき、だんだんテンポを速くして行き最後はかなりの速さだったので手拍子が付いて行けるのか・・・。不安的中!一応ドラマーだった私すら裏返し!ダメダ~ みんな手拍子やめて~ そして久しぶりに聞いたBigbandのラストでよく使う「ワンモタアアアアアアーーーーーイム!」でした。

この日の観客数はぎょっとするほどの少なさ。関心は高かったようなのですが・・・
この日のサロコン情報室Hpへのアクセス数は半端じゃなかったのに。
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天候不良が効いたかなぁ。開演直前には雨あがったんですけどね。
あーーー勿体ない!!
というか、また聴きたいです。
・・・・・・・・・・リハ&器材コーナー・・・・・・・・・・・
まずリハ画像から
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先に会場入りしたのは谷口さん 浅川さんは来る途中でガットギターを積み忘れたことに気づいて取りに戻ったから遅れるとのこと。
大うけでした。
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浅川さんのガットギター
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メーカー:コンデ・エルマノス 購入は遠トリ始める10年目くらいとのこと
モデル名:EF-4
弦:ハナバッハ
フルアコ

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グレコ SS55GRECO の ”FA-67-70”( GibsonES-175 のコピーモデル)は、16歳の時に高校のビッグバンドで使いました。
高校生が使うような安物ですが、どういうわけか「アタリだ」「いい音だ」と評判がいいので、そのままの状態で使いまわしてます。私の根幹のサウンドです。
ただ、剛性がなくゆるゆるなので、ピッキングには神経を使います(^^;)
で、昨年夏レストアし、ブリッジ周りをレストア。
弦はダダリオの12ゲージのフラットワウンドです。
ピックは島村楽器本べっ甲のおにぎり型

谷口さんのガットギターはおなじみの西野春平エレガット 1998年のモデル
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ピックアップ:Fishman Prefix Premium Blend
もともとついていたものが調子悪くなったので、2008年5月に付け替え
フルアコ:GibsonES-175 久しく弾いてなかったので、いい機会かなと思いまして。
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弦:175:ECG25
ガット:EJ44
どちらもダダリオですー。

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フルアコ用のアンプは谷口さんPOLITONE の出音をビンテ-ジのSHURESM57で拾ってミキサーへ。
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浅川さんのはROLAND CUBE Street EX(電池駆動)のLINEoutからミキサー直前のリバーブを経由。
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ガットは二人ともAKGのCK93で拾ってミキサーへ。谷口さんだけ下手側の離れたところにモニターを置いています。
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この記事へのコメント :
ライブがかぶってしまったので残念ながら行けませんでした。
ほんと残念(泣)
エフェクター情報はナシですか?
Posted by 43Street43Street at 2018年06月29日 16:34
ごめんねー 今回はあんまりいじってる様子もなかったので画像ゼロなんですよ~
Posted by tamatama at 2018年06月29日 17:05
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